魚屋の波止釣り日記

んま～～、ほんっとにヒドイ！(-_-;)

もうかれこれ2週間位かなぁ、魚多いなぁーって感じる日がいったい何日あったことか・・・。
全然揚がってないです！マジで。

当然水揚げが少ないと、相場も上がるわけでして、浜の方もより魚の評価をしっかりしてくれる土地に送るわけでして、築地や関西方面に発送が中心になってる感じがするです。。。
まァ、一般的な魚へ対する評価なんですけどね、
自分の行ってる浜でも、結構築地へ発送する仲買さんも多いですし、その相場についていけない事もしばしば(^_^;)

それにこんなけ海上の天候が悪いと漁師さんも船出せませんし、全く割に合わないでしょう。
そんな中捕ってきてくれた水産物に対して、キチっと評価してあげないと申し訳ないです。
だからといって、価値以上に値段が跳ね上がったものは買おうとは思えないですし、それをお客さんにご負担頂くのも申し訳ない・・・。
今日なんて、イワシ1箱で3800円ですよ！！
瀬戸内産で、この時期たまに入荷する脂物。1ぴき200円くらいしますやん。
いくらで売れっちゅ～ねん。ってか、誰が買ってくれるんや・・・(-_-メ)
夏安い時は800円位でかえるんですけどね～(-。-)

毎年毎年この時期は時化ますけど、なんか毎年時化の日が多くなってるような気が・・・・・。
地球が怒っているのかな？？
がんばれ地球！





とりあえず、画像ナシも寂しいので最近のしいれです＾＾

流氷の天使！クリオネ。お刺身で！（ウソ）
完全にペット用です。こんな状態で結構いきてるみたいですよ～(・o・)　凄いですよね～、要冷蔵です（笑）



型のイイ鬼オコゼ。
この時期は抱卵していないので、中々身質いいかんじです＾＾
よく見て仕入れないと、名前負けする魚体もありますので要注意です！



変わったところで「トウジン」です。
東三河は西浦漁港より。
頭ばっかりで身が少ないですが、お刺身やムニエル、フライなどに。
価格がメチャ安いのも魅力です(^_^;)このサイズで500円前後。




こちらも同漁港より、赤貝本玉です＾＾
身が厚く、香もよい1級品です！
基本的に韓国・中国は仕入れません。どんなに生きがよく、質がよくても。
何故か？っと聞かれるとお応えしにくいのでお察しください。。。
もちろんこっちの方が美味しいですよッ！





太刀魚は長崎・五島産
春先の五島タチウオ、ま～綺麗綺麗（*^_^*）
まだ表面にヌメリがしっかりあります。値段は素晴らしいけどね～＾＾
ただ、淡路から入荷がある網物の太刀魚も素晴らしいです。
見た目、網でスレて傷が目立ちますが、メチャ脂のってます。どっちも捨てがたいですが、売りやすさは淡路かな～＾＾
あ～、でも五島、これはスゲーですしね～、、あ～～。あ～～。。




年が明けるとこんな拾いものも出てきます。
越前港　越前ガニ。
これは1キロ超えのブクブク発砲で活かし込みで入荷したもの。
3杯仕入れましたが開店30分で完売。
年末だったら2万越えたかもしれません。
数年前に年末仕入れたとき2.5万しました。。。これが6千円。めちゃ安い～～(・o・)
それでも中々手が出しにくいんですけどね～、



西三河一色港より、トラフグ。
もちろん天然物。オスです！白子がヤバかったです（*^_^*）
養殖はもちろん、天然物も取り扱ってます。
当然時価となるわけですが、ご注文頂いてから結構お待たせする場合がございます。
Ｋ単価1万を超えるとお出ししません。
いくらでもイイと言われればもちろん仕入れは可能です。
ただ、自分自身の価値観で言わせていただくと、1万越えの相場ならもう少し落ち着くのをまっていただく方がいいと思います＾＾
今シーズン、競りの最高値はＫ2万、最安値はＫ5500円でした。
もうそろそろ終盤ですね。




これはちょっとうちの強み＾＾
マフグやショウサイフグ、ヒガンフグです！
トラフグとは有毒部位が違うので、同じように食べれない部位はありますが、価格もお値打ちで味も美味しいです＾＾
他では中々買えないとは思います＾＾Ｗ
とくに生きたマフグやショウサイは市場にもほとんど出回りません。



春告魚と聞いたら思い浮かぶのは定番のめばる。
でも、こっちも同じく春告魚。
北海道産ニシン。
この魚、春先に産卵のため北海道沿岸に集まってきます。
そこをビシっと捕獲するわけですね。
ほんの1か月くらいしか出回りませんが大好きな魚の1つでもあります！！
シンプルに塩焼きがウマイですね＾＾
そしてなにより優れているのが、栄養価の高さ！イワシよりカルシウムやＥＰＡが多いんです＾＾
お子様やじーちゃん、ばーちゃんに最高！
発見次第「買い」のお魚です！




三河一色　がっちょ。

この魚、市場では「メゴチ」と言う名で流通してます。
釣りされる方なら1度は釣ったことがあるかと。。
江戸前天ぷらの高級ネタというのもよく知られております＾＾

でも、流通するものにはおおまかに2種類あるんですよ～(・o・)

そこまで気をつけて見られる方は少ないんですが、まるで値段が違います！
はっきり言って別物です！！

この画像はどちらもインチキと呼ばれます。
尻尾の長いのはヨメゴチ。短いのはヤリヌメリ。
まあこの2種類に関してはそこまで値段も高くはないです＾＾

んで・・・問題はコイツ！




まあ、見た感じは「ああ、メゴチやね」って感じですがこれがネズミゴチと言われる高級魚です！
ちなみにこの箱で6000円(＠_＠;)
私には買うことはおろか、触ろうもんならボコられる可能性まであります。。。
しかもここは漁港の競り。鮮魚流通の末端でこの価格と言うことは・・・・・（怖）
見分け方は結構簡単なんですが、なれなければ一緒に見えてきます(-_-;)

ま、うちに買えるのはこれくらいかなぁ（笑）



こちら、ヨメゴチ。尻尾がやたら長いでしょ？
これは簡単に見分けれますね～＾＾
ちなみにこれで2500円での競りでした＾＾
安いともうちょっと値打ちに買えますが、高い時は3500円位です。
ね～、すごい差でしょ～。
複数種類があるので（4～5種？）ややこしい限りです。。

どれも美味しいとおもうんですけど、釣れた時、本チャンだったらちょっと得した気持ちになれますね！






最後にもう1こ。
いつも仕入れている近海物のマグロの中落ち（骨付き）です＾＾
この日は南紀勝浦産のもの。
中落ちのなかでも最高の品質です。

これは仕入れ原価は0円です。
そうです。タダです。もらいましたので・・・・（＾◇＾）

当然普通にマグロ屋さんに行って、「くれ」っていってもくれません！
ずーっとイイ物、上物を買い続けてるとたまに頂けます。
うちとしても、無茶苦茶ほしいんですが、マグロ屋さんもこれでそこそこ儲かりますのでこちらから頂戴とはいいません。
あえて、向こうからど～ぞと言ってくれるまではほしいと言いません。
そこはマグロ屋さんとのいいお付き合いをする上で大切な事です＾＾
当然毎回ちょうだいって言えば、くれます。
「いつもお世話になってるから、よかったらど～ぞ。」
「いえいえ、、こちらこそ、いつも美味しいの入れていただいて助かってます」

こんなやりとりは商売していく上でものすごく大切な事です＾＾
えらそうに、ふんずりかえった態度の奴も見かけますが、結局自分の首をしめるだけ、自分ならいい気しませんもんね(^_^;)
常に謙虚に、控えめな態度で、それでいてこちら側の欲っするものをしっかりと理解していただく。
そういう商売を続けて行きたいもんです＾＾









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