2015年08月19日
ほんまぐろ(境港・塩釜)
久々にブログの画面を開きました(^_^;)
ごぶさたしております。
おげんきですか?
ぼくはげんきです(^-^)
きょうはいちにちおやすみでしたので・・・・・・
的な子供の日記的なものは置いといて。。
久々なのにすこ~し暗いというか、「あかんやろ」的なお話です(-。-)y-゜゜゜
題名にもあります、「ホンマグロ」
いわゆる黒マグロという高級なマグロのことです。
「ああ、最近結構食べたわ~」と言う方も多くいらっしゃるかもしれませんねッ(^-^)
もっとも有名な産地で、青森県の大間とか、よく年末なんかテレビの特番でやってたりしますよね~!
多分知らない方の方が少ないかもしれません。
もちろん、値も凄く、お刺身で食べれる冊ともなれば、100gあたり数千円は当たり前、もっと値がつくこともよくあります。
ただ、その産地が一番ウマイかといわれると、それは無いんですが質のいい物はそれに近いものがあります。
そんな高嶺の花と思われる黒マグロ。
毎年夏場、一気に値が落ちます!!
それがこちら。

こんなタグ、というかシールを目にした事がある方もいらっしゃるかも。。
鳥取県・境港の天然ほんまぐろ!
魚体は小さめですが、ホンマグロです。
ちゃんと赤身~大トロまであります。
価格は激安。
はっきり言って、普通にスーパーで売ってる冷凍物クラスの値段か、特売用の生のキハダみたいな値段です。
じゃあ、なんでそんなに安いのか??と、いうと、

そうなんです。
漁法は巻き網。
群れを漁船で囲って、網で一気に捕獲する超効率的な漁獲方法を用いてます。
この漁法はモノすごく効率がよく、群れを作る魚を根こそぎ捕獲することが出来ます!
お腹をすかせた日本人の胃袋を満たせます。
ただ、問題があり、このクロマグロたち、なぜここに群れているのかというと、「産卵」の為(@_@)
産卵間際、身質もよくないんです。
なんというか、水っぽく、特に赤身が不味い。
そしてこの巻き網。
はえ縄や釣りと違い、処置があまりにもずさんすぎます。
仮にマグロが白身の魚だったとしたら、身ヤケして血が全身に回るでしょうね・・・。
昔からこのクロマグロを専門にとっていた船ではなく、もともとは青物(アジやサバ、イワシ等)をとっていた船が、不漁でマグロに手を出した、的な話です。
そして驚くことに、この大型船。
実は日本一の水産会社「ニッスイ」の船なんです。
それだけで、なんかグレーなにおいがプンプンしますね(-_-)
地元漁師が産卵マグロ漁を自粛している中、巨大企業が我が物顔で乱獲しまくる。
ほんと、けしからん話ですね。
さらには、このニッスイの船、佐渡沖でも操業・・・
日本海いろんなところで最新のソナーを使ってとりまくりです。
水揚げしたマグロをはるばる反対側の宮城・塩釜港へも水揚げしたりと、意味不明な漁業を行っているわけです。
もちろん中には、ごくまれにイイ魚体にも巡り合えるかもですが、9割以上は話にもならない値で叩かれるわけです。
最悪、どうにもならい魚体に関しては、出荷した所で値もつかないのでそのまま飼料になったりもします。
まあ、ブタの餌ですね。
ブログ最初にお話しした青森・大間のマグロ漁師が一年間でとるマグロの量を、わずか1日で上回る水揚げというと、そのすさまじさがわかります。
ただでさえ激減している水産資源を守ろうと・保護・放流している方々にとっては、怒りすら感じるでしょうね。
じゃあ、どうすればいいのか・・・・・?
たくさんの業界関係者はもちろん、漁業者や一般の方々も反対運動に参加されて抵抗しておるわけです。
私自身もこれには署名させていただいてます。
でも、正直な気持ち、これだけでは間違いなくムリです。
まさに焼け石に水。
きっと10年は持たないでしょうね、、
捕獲している者にとっては利点・利益は大きい一大ビジネス。
販売者にしても儲かる魚です。モノはそれなりでも「ホンマグロ」というだけで売れますから。
消費者にとっても、安くてトロが食べれるからと、イイことづくめです。
又、小売のお店(魚屋や寿司屋)のごく一部では、この時期、破格値のマグロを急速真空冷凍。
一年分の「国産天然マグロのトロ」を確保するわけです。
それだけで、そこそこイイ値段ももらえ、儲かるわけですね。
これでいいのか??
一個人で、どうこう言えるほど立派な人間ではないですけど、こういうのを見ていると、ホント人間悲しい生き物ですね。
くだらん。。
そんな情報、すべての魚屋やスーパーが知っているかというと、そうでもないんです。
質の悪さに関しては、知っている方はおおいかもですけど・・・。
それもまた、何かグレーな話ですけどね。。
署名に参加させて頂いてますうちの店。
この巻き網ホンマグロは一切販売は行わないことにしました。
ごくごくたまに、イイ魚体もあります。
もちろん「巻き網にしては」です!
そういったものも、もちろん買いつけ・販売は一切しません。
正直儲かります。
喜ばれます。
でも、買いません。当然。
「買わない」「売らない」が、増えれば、「捕らない」にもつながるんです。
まあ、それは多分不可能に近いかもですが、そうなってくれることを願ってます(^_-)
当然マグロには罪はありません。
腐って廃棄されるなら、美味しく食べてあげたいとは思います。
そんな思いで買われる方々を否定するわけではありません。
もちろんそれは人として当たり前。当然の事だと思います。
ただ今後、食卓に並んだ際には今一度考えて、しっかりその魚を味わって、「ごちそうさまでした」といってやってほしいもんですね。
以上。
なんか、ボヤキっぽくなってすみません。

にほんブログ村

にほんブログ村
ごぶさたしております。
おげんきですか?
ぼくはげんきです(^-^)
きょうはいちにちおやすみでしたので・・・・・・
的な子供の日記的なものは置いといて。。
久々なのにすこ~し暗いというか、「あかんやろ」的なお話です(-。-)y-゜゜゜
題名にもあります、「ホンマグロ」
いわゆる黒マグロという高級なマグロのことです。
「ああ、最近結構食べたわ~」と言う方も多くいらっしゃるかもしれませんねッ(^-^)
もっとも有名な産地で、青森県の大間とか、よく年末なんかテレビの特番でやってたりしますよね~!
多分知らない方の方が少ないかもしれません。
もちろん、値も凄く、お刺身で食べれる冊ともなれば、100gあたり数千円は当たり前、もっと値がつくこともよくあります。
ただ、その産地が一番ウマイかといわれると、それは無いんですが質のいい物はそれに近いものがあります。
そんな高嶺の花と思われる黒マグロ。
毎年夏場、一気に値が落ちます!!
それがこちら。

こんなタグ、というかシールを目にした事がある方もいらっしゃるかも。。
鳥取県・境港の天然ほんまぐろ!
魚体は小さめですが、ホンマグロです。
ちゃんと赤身~大トロまであります。
価格は激安。
はっきり言って、普通にスーパーで売ってる冷凍物クラスの値段か、特売用の生のキハダみたいな値段です。
じゃあ、なんでそんなに安いのか??と、いうと、

そうなんです。
漁法は巻き網。
群れを漁船で囲って、網で一気に捕獲する超効率的な漁獲方法を用いてます。
この漁法はモノすごく効率がよく、群れを作る魚を根こそぎ捕獲することが出来ます!
お腹をすかせた日本人の胃袋を満たせます。
ただ、問題があり、このクロマグロたち、なぜここに群れているのかというと、「産卵」の為(@_@)
産卵間際、身質もよくないんです。
なんというか、水っぽく、特に赤身が不味い。
そしてこの巻き網。
はえ縄や釣りと違い、処置があまりにもずさんすぎます。
仮にマグロが白身の魚だったとしたら、身ヤケして血が全身に回るでしょうね・・・。
昔からこのクロマグロを専門にとっていた船ではなく、もともとは青物(アジやサバ、イワシ等)をとっていた船が、不漁でマグロに手を出した、的な話です。
そして驚くことに、この大型船。
実は日本一の水産会社「ニッスイ」の船なんです。
それだけで、なんかグレーなにおいがプンプンしますね(-_-)
地元漁師が産卵マグロ漁を自粛している中、巨大企業が我が物顔で乱獲しまくる。
ほんと、けしからん話ですね。
さらには、このニッスイの船、佐渡沖でも操業・・・
日本海いろんなところで最新のソナーを使ってとりまくりです。
水揚げしたマグロをはるばる反対側の宮城・塩釜港へも水揚げしたりと、意味不明な漁業を行っているわけです。
もちろん中には、ごくまれにイイ魚体にも巡り合えるかもですが、9割以上は話にもならない値で叩かれるわけです。
最悪、どうにもならい魚体に関しては、出荷した所で値もつかないのでそのまま飼料になったりもします。
まあ、ブタの餌ですね。
ブログ最初にお話しした青森・大間のマグロ漁師が一年間でとるマグロの量を、わずか1日で上回る水揚げというと、そのすさまじさがわかります。
ただでさえ激減している水産資源を守ろうと・保護・放流している方々にとっては、怒りすら感じるでしょうね。
じゃあ、どうすればいいのか・・・・・?
たくさんの業界関係者はもちろん、漁業者や一般の方々も反対運動に参加されて抵抗しておるわけです。
私自身もこれには署名させていただいてます。
でも、正直な気持ち、これだけでは間違いなくムリです。
まさに焼け石に水。
きっと10年は持たないでしょうね、、
捕獲している者にとっては利点・利益は大きい一大ビジネス。
販売者にしても儲かる魚です。モノはそれなりでも「ホンマグロ」というだけで売れますから。
消費者にとっても、安くてトロが食べれるからと、イイことづくめです。
又、小売のお店(魚屋や寿司屋)のごく一部では、この時期、破格値のマグロを急速真空冷凍。
一年分の「国産天然マグロのトロ」を確保するわけです。
それだけで、そこそこイイ値段ももらえ、儲かるわけですね。
これでいいのか??
一個人で、どうこう言えるほど立派な人間ではないですけど、こういうのを見ていると、ホント人間悲しい生き物ですね。
くだらん。。
そんな情報、すべての魚屋やスーパーが知っているかというと、そうでもないんです。
質の悪さに関しては、知っている方はおおいかもですけど・・・。
それもまた、何かグレーな話ですけどね。。
署名に参加させて頂いてますうちの店。
この巻き網ホンマグロは一切販売は行わないことにしました。
ごくごくたまに、イイ魚体もあります。
もちろん「巻き網にしては」です!
そういったものも、もちろん買いつけ・販売は一切しません。
正直儲かります。
喜ばれます。
でも、買いません。当然。
「買わない」「売らない」が、増えれば、「捕らない」にもつながるんです。
まあ、それは多分不可能に近いかもですが、そうなってくれることを願ってます(^_-)
当然マグロには罪はありません。
腐って廃棄されるなら、美味しく食べてあげたいとは思います。
そんな思いで買われる方々を否定するわけではありません。
もちろんそれは人として当たり前。当然の事だと思います。
ただ今後、食卓に並んだ際には今一度考えて、しっかりその魚を味わって、「ごちそうさまでした」といってやってほしいもんですね。
以上。
なんか、ボヤキっぽくなってすみません。

にほんブログ村

にほんブログ村
Posted by みそかつ at 21:11│Comments(0)
│おしらせ
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。